カランメソッドの最初のStageが終わって。カランメソッドとどう付き合おうか。

Learning English

私にとってのカランメソッドの最初の Stage がやっと終わったので、少しだけ振り返ってみる。

カランメソッド Stage2(※1)の実施記録

スクール: QQEnglish 月16回コース
総時間: 17.5 時間 (25分 x 41 レッスン)
期間: 2021年6月 - 2021/8月 (76日間 約11週間)

※1 レベルチェックの結果によって、私は、カランメソッドの最初のステージである Stage 1をスキップして、Stage 2から始めることになった。カランメソッドは、必ずStage1から始めないといけない、といった記事をみたことがあるが、私の場合は、こちらから頼んだわけではないが、レベルチェックの結果Stage2から始めることになった。

Stage2の標準時間は、10時間と言われているが、その1.5倍以上かかってしまった。
ひょっとしたら、授業のテンポが早い先生を選べば、10時間ぐらいでいけるかもしれないが、、、

参考: カランメソッドのステージ|各レベルと学習内容、学習時間、TOEICとの関係

カランメソッド の良かった点、悪かった点

Stage2を受けてみてのカランメソッドの評価である。結果的に、私は次のStage3以降もカランメソッドを続けたいとは思っているほどなので、全体としては満足している。ただ、個人的には、悪い点があることにも気づいているので、個人的な意見として書いてみる。

良かった点

  • Stageがわかれているので、達成感が得やすい。
  • 強制的に沢山話す。
  • 英語を音から学ぶので、リスニングの訓練になる。
  • 文法を英語で学ぶことができる。
  • 英語特有の表現方法を学ぶことができる。
  • 毎朝5時にレッスンをいれることで、早起きの習慣ができた(これは、カランメソッド特有のことではないが)。

悪かった点

  • 英語をしゃべる際にあせる。緊張してしまう。緊張すると、英語の良い発声ができない。
  • 発音がおざなりになる。ゆっくりしゃべらせてくれないので、適当な発音で済ませてしまうことがある。
  • 語彙が増えない。(まだ、Stage2だから、という理由もあるだろう)
  • フリートーク力はつかない。

カランメソッド をこれから受講する人へのアドバイス

テキストは、紙がいい

分厚いテキストを持ち歩くのは気が引けたので、いつでもどこでも見れる、電子版のテキストを購入した。しかし、実際には、アプリの音声があれば、復習ができる、しかも、アプリの音声は無料である。もちろんテキストを参照することもあるが、そんなに多くはない。それよりも、電子版の最大のデメリットは、QQEnglishをやめると一定期間たつと参照できなくなる、とのことである。将来、「あっ、あのフレーズは確かテキストのあの辺にあったな」と思って参照しようというときにテキストがないのは悲しい。だから、いつまでも残すことができる、紙のテキストをおすすめする。私も、Stage3のテキストは、メルカリで紙版を購入した。(但し、紙購入時は、改定版である、2012年Editionを購入するように気をつける)

毎日やった方がいい

私は月16回コースでやった。2日に1回のペースである。しかし、カランメソッドは、レッスン自体に復習が組み込まれているので、毎日やることで大きな効果を発揮するように感じた。そして、ただでさえ進みが遅いカランメソッドなので、モチベーションも続かなくなる可能性もある。私もStage3からは、月30回コースに変更することにした。

予習はしない。講師の言葉に全集中。

基本は、予習はしない。
ただ、復習のつもりでアプリの音声を聞いていたら、いつのまにか予習もやってしまった、ということはあるが、それはしょうがない、とあきらめる。
しかし、講師の口から発せられる英文法の説明を聞き、それを理解できたときの喜びは何ものにもかえがたい。これは、予習してしまったら、その喜びは半減してしまう。レッスンに全集中すること、これがカランメソッドの生徒に求められることなのである。

復習はやりすぎない

カランメソッドは、レッスン自体に復習が組み込まれているので、本来は、レッスン外の復習は不要である。とはいっても、何も身につかない、という恐れがあるので復習はしたい。しかし、復習に時間をかけすぎるのは、もったいない。その時間を、他の学習に充てた方が良いと思う。
それで、私がやっている復習方法を紹介する。ほとんど、移動時間、家事の時間に音声を使ってやっているので、そのための時間をわざわざ確保する必要がほぼないです。

  • レッスンを録音して、それを聞く
    毎回、レッスンを録音していて、それで再度、授業を受けているつもりで聞き直します。もちろん、レッスンを受けているように、講師の質問に回答しながら進めます。
    QQEnglishでは、レッスンを動画してくれるサービスがあるが、以下の理由で私はほとんど使っていない。この点、QQEnglishさんには、改善して欲しいと思う。

    • 動画ファイルがアップロードされるのが遅い。
      レッスン後、すぐには動画がない。すぐに復習したいが、それができないのである。
    • iPhoneで聞けない。
      これは、私の端末だけの問題かもしれない。PCでは動画再生できるのに、iPhoneでできない。移動中に聞きたいのに、それができないのは痛い。
  • カランメソッドのアプリの音声を使って繰り返しQ&Aをこなす
    すらすらと回答できるようになるのが理想だが、そこまでできなくても良しとする。

  • レッスン直前にテキストを音読
    これは、そのときによって2分〜10分ぐらいの時間で行う。

講師の選び方は重要

QQEnglishのように、ネイティブではないフィリピン人の先生から教わる、という前提だと、講師選びはとても重要である。
私なりの良い講師を選ぶ基準をあげてみる。

  • とにかく発音がいい講師
    なかには、フィリピンアクセントが強い人もいる。英語を文字ではなく、音から学ぶカランメソッドは音が最も重要な要素である。なるべくならネイティブに近い発音をする人を選ぶべき。その際、TESOLを持っている、という先生は有力になる。プロフィールに以下のマークがある先生である。
    file

QQEnglishのサイトをみると、「国際資格TESOLの保持を義務付けられた教師」というフレーズがあるが、実際には、全員の先生のプロフィールにTESOLマークがあるわけではない。私の感覚では、10人に2, 3人程度の先生にしかついてないと思う。

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  • 早口すぎる講師は避ける
    早口言葉が得意な先生。これは厳しすぎる。本当に機関銃のようにしゃべる。こちらがしゃべる時に過度な緊張が生まれてしまう。これは、発音上良くないと思う。

  • 適度にフリートークをする講師がいい
    カランメソッドを受けているが、少しはフリートークはしたい。先生によっては、最初の挨拶をしたらすぐにレッスンに入る人がいるが、それでは疲れてしまう。冒頭2分ぐらいはフリートークをしてくれる講師がいい。ただ、逆にフリートークがメインになってしまう講師もいる。話が盛り上がって、それはそれで楽しいが、それではほとんどカランメソッドは進まない。私もフリートークだけでレッスンが終わってしまったことがある。その人とは、親しくなって、また話したい気持ちもあるのだが、2回目の依頼は出していない。カラン疲れしたときに選ぶかもしれないが、、、

たかがカランメソッド、されどカランメソッド

カランメソッドは万能ではない。このカランメソッド”だけ”を続けても、英語が完璧になることはないだろう。しかし、カランメソッドは、英語を耳から覚える、復習が大事である、という、英語学習でとても重要な点を押さえており、あなどることはできない。漫然と英語の勉強を続けるぐらいなら、カランメソッドを実施することをお薦めする。

そもそもなぜカランメソッドをはじめたか

元々、DMM英会話で、毎日世界中の色々な国の人とフリートークを楽しんでいた。しかし、半年ぐらい続けたころ、単語をつなぎ合わせるだけのコミュニケーションを続けても、これ以上、英語の力はなかなか伸びないと思い、もう少しちゃんと英語を学べないか、と思っていたところ、日経ビジネスの記事でカランメソッドについて知り、俄然興味がでて、そのままカランメソッドを始めた、という次第である。

日経ビジネスのカランメソッドに関する記事

以下がその記事である。カランメソッドのことが比較的肯定的に書かれている。

仕事で英語を使っている人たちが必ずやっている学習法

カランに関する記述をピックアップしてみる。

"
フィリピン人講師によるオンライン英会話の学校の中には、カラン・メソッドという大量のフレーズを暗記し、レッスン時に即時反応をするレッスンを提供しているところもあります。これは、個別最適の度合いは低いものの自主学習としてフレーズ暗記が要求されるので、学習時間全体が伸びることが期待されることとレッスン自体も大量に受けることができるので、私は結果としては英語が話せるようになる可能性も高いと考えています。
"

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それほどお金をかけたくない学習者には、私は2段階方式をお勧めしたいと思います。
 ファーストステップは、カラン・メソッドでのレッスンを行っているフィリピン人講師によるオンライン英会話で学習し、その次のステップでより自分自身の英語学習のゴールに近い教材を使っている学習形態で仕上げるのです。
"

今後

カランメソッドをこれからも続けていく。どこまでやるかはわからないが、Stage10ぐらいまでは続けられたらいいのでは、と思っている。
しかし、最近は、英語の発声、発音を本来先にやるべきだったと思い、「英語喉」の学習もしている。むしろ、今は「英語喉」に力をいれている。カランメソッドは、毎朝のルーチンとして、いつのまにか、Stageが進んでいた、という状態になるのが理想である。カランメソッドに過度な期待はしないが、まあ、いい習慣だから続ける、というのが、カランメソッドとの私の付き合い方になりそうである。

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